リーズナブルな大口径ズームレンズTAMRON SP AF 28-75mm F2.8(A09)の魅力
焦点距離が20mm~70mm台で、F2.8通しの大口径レンズ。準広角から標準領域をF2.8通しでカバーしているので、一眼レフをやる人ならば多くの方が持ちたいと思うレンズですよね。
もちろん、私もその一人です。
ただ、この手のレンズを純正レンズで揃えようと思うと、どうしてもお高くなってしまいます。
そんな中、異彩を放っているレンズが「TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO」。
2003年発売なので、最新の光学系なわけでもなく、手ぶれ補正のような便利機能もないですが、このレンズは魅力タップリ。
今回の記事では、「TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(以下A09)」の魅力について、書いていこうと思います。
1.A09は価格がリーズナブル
2.A09は女性や子供のポートレイト向き
3.純正との差
4.まとめ
1.A09は価格がリーズナブル
タムロンA09でまず驚くのがその価格。なんとそのお値段は、3万円前後。
純正レンズで同等のスペックのものを購入しようと思うと、20万円前後は必要になりますからね。大口径レンズの中では、抜群にリーズナブルと言えます。
もちろん、AFは特に早くないですし、手振れ補正機能も付いていません。でも、普段使いには何ら問題ありません。
むしろF2.8通しのズームレンズの中では群を抜いて軽いため、私はお散歩用レンズとして重宝しています。(A09は510gなのに対し、キヤノンの純正EF24-70mm F2.8L II USMは805g)
2.A09は女性や子供のポートレイト向き
純正レンズと比較して、タムロンA09は柔らかい描写をしてくれます。
そのため、女性や子供のポートレイトに向いていますね。
人物ポートレイトではないですが、以下の作例を見るとふんわりした優しい写りをしているのが分かると思います。
3.純正との差
ここまでタムロンA09はリーズナブルで、軽量で、ふんわりした描写をするレンズだと書いてきました。
ここで、「純正レンズと何が違うのか?」という疑問も出てくるかと思います。
ざっくり書いてしまうと、タムロンA09と真反対のレンズが純正レンズだと思っていただければ間違いないでしょう。つまり、タムロンA09と純正レンズとの差は以下のようになります。
- 価格(A09はリーズナブル、純正は高い)
- 重量(A09は軽く、純正は重い)
- 描写(A09はふんわりした描写、純正はキレのある解像度の高い描写)
こう書くと、タムロンA09最強じゃん!って感じですよね(笑)
一応、この記事ではタムロンA09に主眼を置いて書いていますが、もちろん純正の方が優れている点もあります。
例えば、AF速度やくっきりした写りを重要視する場合は、断然純正レンズの方が良いです。
そのため、例えば結婚式のような場面では私は純正レンズを持っていきます。
理由は、「シャッターチャンスを逃さないため」です。
私は、TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8で結婚式の写真撮影に臨んだことが何回かありますが、主にAF速度などで苦戦したことを記憶しています。(まぁ、レンズが悪いのではなく、私の力量不足なのですが。。。)
純正レンズは「お高い」だけあって、AF速度、描写は素晴らしいと思います。
なので、結婚式のような特別なシーンは、確実に想い出を残すために純正レンズで臨むようにしているというわけです。
ただし、純正レンズはコストがかかりすぎるのと、普段使いは軽くて柔らかい描写を出してくれるタムロンA09で全く問題ないため、純正レンズを使う際はレンタルすることにしています。
4.まとめ
今回は、リーズナブルな大口径ズームレンズTAMRON A09 SP AF 28-75mm F2.8(A09)の魅力について書きました。
途中で、純正レンズとの差や使い分けについても書きましたが、腕に自信があれば極端な話、タムロンA09一本でも問題ないんじゃないかなーと思っています。
カメラはどうしても機材の特性上、お金のかかる趣味なので、何でも純正レンズで揃えようとすると大変です。
レンズの特徴を知ることで、自分に合ったレンズを選び、上手くやりくりしながら楽しむことも大切だなと思う次第です。(私の場合は、妻の目が光ってますので・・・(笑))
「TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8」。これからも私のカメラライフを支える主力レンズとして宜しくね!