EF11-24mm F4L USM vs EF16-35mm F4L IS USM。両レンズ購入前の1つの検討ポイント
2015年はCanonが攻めまくってますね!
EF16-35mm F4L IS USMに続き、なんとEF11-24mm F4L USMという強烈な広角レンズを出してきました。
この両レンズ。
焦点距離こそ明確に違いますが、広角レンズの購入候補としては大いに悩みますよね。
これまで下記のパターンでレンズ比較をしてきたので、今回はEF11-24mm F4L USM と EF16-35mm F4L IS USMの両レンズの比較をしていきましょう!
1.スペック比較
2.検討ポイント:表現力 or バランス
3.まとめ
1.スペック比較
まずは、両レンズの主なスペックを比較してみましょう。
下記が、比較表です。
(価格は2015/2時点のメーカー希望小売価格を掲載)
比較表を見ると分かるとおり、大きな違いは下記ですね。
・画角
・手ぶれ補正有無
・価格
これらを踏まえて以下、検討ポイントを整理していきます。
2.検討ポイント:表現力 or バランス
先に書いた両レンズの主なスペック差異である「画角」、「手ぶれ補正」、「価格」以外はほぼ同様といってよいでしょう。(こうやって比較すると価格の違いが目立ちますねww)
・画角について
両者ともに広角レンズですが、11-24mmと16-35mmなので結構違いますね。
どれくらい違うかというイメージについては、若干画角が違いますがCanonの公式サイトに11mm〜24mmの画角の違いが分かりやすくシミュレーションされていますので参考になります。
これを見ると分かりますが、11mmは圧倒的な広角域だということ。
今のところ、魚眼レンズ以外にフルサイズ用で11mmを実現しているレンズは存在しないので、唯一無二の表現を得たい場合はこのレンズで決定ですね。
逆に、なんとなく・・・という理由で11-24mmを選ぶのは余程お金に余裕がある時以外はやめましょう(笑)
はっきり言うと、11-24mmの画角は明確な理由がない限りは使い辛いです。
例えば、こんな写真をメインに撮りたい・・・!なんて方にはオススメできるレンズです。
・満点の星空を撮りたい
・空間に広がりをもたせたい(狭い部屋を広く撮りたい)
逆にこんな方にはオススメできません。
・四隅が流れるような写真はイヤ
・お散歩スナップとしても使いたい
一方で16-35mmは11-24mmと比べて、バランス感のある広角レンズと言えます。
16mmという広角域から35mmという準標準域までカバーしているので普段使いしやすいですね。
・手ぶれ補正有無について
これは迷う余地なく16-35mmの方が有利ですね。
ただ、11-24mmは超広角なので手ぶれ補正がなくとも困らないですね。
夜景や室内撮りを手持ちでやるなら16-35mmの方が便利ですが、フラッシュを焚いて撮影したり三脚を使って撮るなら11-24mmでも問題ないですね。
・価格について
11-24mmは、まさかの16-35mmの3本分の価格・・・
これが唯一無二のレンズの破壊力(貯金的に)なのかと、驚きを禁じ得ません(滝汗)
まとめると、広角端11mmを使いたいなら唯一無二のレンズ11-24mm。バランス重視、コスパ重視なら16-35mmということになります。
4.まとめ
今回は、EF11-24mm と EF16-35mmを購入する前に以下のポイントで検討してみました。
正直、価格が違いすぎるので比較してよいものかと悩みましたが、例えば同じ焦点距離(20mmなど)だとそんなに描写は変わらないはず。
なので、明確に両レンズの違いを認識しておくことで、購入後に失敗したーと思うことが少なくなると思います。
えっと、私は予算面で余裕でどちらも買えません(涙)
もちろん、買う際は上記のポイントで検討していきますがね。
これらのレンズを買える方が羨ましいっす・・・ぜひ、買った方はTwitterとかで写真見せてください><
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