サントリー プレミアムモルツ香るエール(青缶)と<秋>(赤缶)を飲み比べ
近年のクラフトビールブームということもあって、大手からもこれまでのラガー(ピルスナー)スタイルのビールではなく、エールビールが発売されるようになりましたね。
そして私が大好きなサントリーのプレミアムモルツからも「香るエール」が発売。そして秋限定「<秋>香るエール」も店頭に並び始めました。
お値段も1本200円と買い求めやすいので、早速両方買って飲み比べてみましたよ。
1.プレミアムモルツ香るエールの特徴
2.プレミアムモルツ香るエール通常版と秋版を飲んだ感想
3.こんな気分の時に飲みたい一本
1.プレミアムモルツ香るエールの特徴
まず、「プレミアムモルツ香るエール」は「プレミアムモルツ」と醸造方法が大きく異なります。
「プレミアムモルツ」はアサヒやキリン、ヱビスビール同様「ピルスナースタイル」のビール。
ピルスナースタイルのビールはビール酵母をタンクの下面で発酵させる「ラガービール」の一種で、キンキンに冷やしてゴクゴク飲むと非常にさわやか、爽快で美味しいことが大きな特徴です。
いわゆる、日本で一番飲まれているタイプのビールですね。
一方で、「プレミアムモルツ香るエール」は、ビール酵母をタンクの上面で発酵させる「エールビール」。
もともと古代より作られて来た伝統的なビールは、全てこの「エールビール」。
ものにもよりますが、フルーティで香り高く、「ラガービール」よりアルコール度数が高めなビールが多いです。ゴクゴク飲むというよりは、奥深い味わいをゆっくり楽しむのに向いているかもしれません。(もちろん、ゴクゴク飲んでも美味しいです!)
「ラガービール」と「エールビール」の比較は、サントリーのHPでとても分かりやすい図で解説しているので、ぜひご覧ください。
ということで、「プレミアムモルツ香るエール」の特徴は以下のとおり。
- プレモル(ビルスナー)と比べてフルーティで香り高い
- エールビール(プレモルはピルスナースタイル)
- モンドセレクション金賞
そして、「プレミアムモルツ香るエール」の期間限定<秋>香るエールは、数種類の濃色麦芽を加えて秋らしく仕上げたそう。
早速、「香るエール(以下、青缶)」と「<秋>香るエール(以下、赤缶)」を飲み比べてみました。
2.プレミアムモルツ香るエール通常版と秋版を飲んだ感想
青缶も赤缶も、フルーティで爽やかな香り。赤缶の方がちょっと香ばしい香りがするかな。色的にも青缶に比べて赤缶の方が濃いね。まさに秋っぽさが出ている。
そして飲み口は、共にスッと入ってきて飲みやすい。キレといいコクといいバランス感が最強すぎる。スッと入ってきた後にくる苦味は、赤缶の方が若干苦め(それでいて甘め)に仕上がっているかな。
例えば、同じ飲みやすいエールビールに「ハブエール」が挙げられるけど、こちらはどちらかというと麦茶を飲んでいるようにスッと入ってくるのに対して、青缶、赤缶は水を飲んでいるようにスッと入ってくる感じ。(うん、分かりづらい表現w)
参考 :ハブエールとバス ペールエール、HUBを代表するエールビールを飲み比べ
結論として、青缶と赤缶の違いは、色、苦味、香りかな。これらの違いを季節感として表現しているサントリーは流石としか言いようがありません。
3.こんな気分の時に飲みたい一本
青缶、赤缶ともに「水を飲んでいるようにスッと入ってくる感じ」なので、どの料理と合わせても間違いないと思います。相変わらず、私はビール単体でチビチビ飲むのが好きなので時間をかけてゆっくり飲みますが、これらのビールでももちろんOK。
常温に近づくと、フルーティな香りが引き立つという「エールビール」の特徴がしっかり出て来ます。
また、これから寒くなる季節にまったり飲むなら、赤缶の方がオススメかな。青缶に比べて色深く、香り高く、そしてちょっぴり苦味が強めなのがクセになります(笑)
「エールビール」に興味がある方は。この青缶と赤缶から入ってみて、気に入ったら少しずつ個性的なエールビールに挑戦してみる、という飲み方もよいかもしれませんね。それくらい飲みやすい一杯ですよ。