鎌倉シャツと土井縫工所の綿100%シャツを比べてみた
これまでファッションに完全に疎かった私ですが、スーツを買い換えたことをキッカケにビジネスファッションに興味を持つようになりました。
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スーツについて色々と調べるうちに、スーツの下に着るシャツについても興味が出てきたので色々と調べてみました。
その結果、私が普段着ている3着10,000円で買うようなシャツはポリエステル混紡のシャツであり、着心地や見た目の美しさを求めるならば綿100%のシャツがオススメであることを知りました。
そして、綿100%のワイシャツでも生地の種類や糸の細さ、そしてメーカーによっても随分と仕上がりが違うようですね。
そこで、数あるシャツメーカーから鎌倉シャツと土井縫工所に絞ってシャツを購入してみたので、私なりに比較した結果をこの記事で紹介しようと思います。
1.ポリエステル混紡と綿100%生地で作ったシャツの違い
2.鎌倉シャツと土井縫工所のシャツ
3.鎌倉シャツと土井縫工所の綿100%シャツを着た感想
4.おわりに
1.ポリエステル混紡と綿100%生地で作ったシャツの違い
まず、最初にそもそもポリエステル混紡と綿100%生地で作ったシャツは何が違うのかを、それぞれのメリット・デメリットを抑えることで理解しておきましょう。
まずは、ポリエステル混紡シャツのメリット、デメリットから。
量販店で売っているシャツの大半が、ポリエステルと綿の混紡生地ですね。私が持っているシャツも3枚10,000円などで購入したポリエステル・綿の混紡シャツが多いです。
ポリエステル混紡シャツのメリット
- シワになりにくい(アイロンかけが楽)
- 耐久性がある
- 乾きやすい
- 比較的リーズナブル
ポリエステル混紡シャツのデメリット
- 吸水性が低い、通気性が悪く蒸れやすい
- 毛玉ができやすい
- 化学繊維特有の光沢がある
綿100パーセントシャツのメリット
続いては綿100%シャツのメリット、デメリット。(お恥ずかしながら、私は最近まで1着も綿100%シャツを持っていませんでした)
- 自然な色合い
- 耐久性がある
- 肌触りがよい、柔らかい
- 吸水性がよい、通気性がよく蒸れにくい
綿100パーセントシャツのデメリット
- シワになりやすくアイロンかけが面倒
- ポリエステル混紡と比べて高価
このようにポリエステル混紡と綿100%では特徴が随分と異なりますね。
忙しいから見た目や着心地よりも手間のかからないポリエステル混紡を選択することもアリですし、見た目や着心地を重視して綿100%シャツを選択することもアリです。
私の場合は、自分でアイロンかけをするので、ポリエステル混紡シャツと、綿100%シャツを3枚ずつ持つようにしています。
2.鎌倉シャツと土井縫工所のシャツ
さて、さきほど私の場合はポリ混シャツと、綿100%シャツを使い分けていると書きました。
理由はアイロンかけの手間を軽減するためですが、やはり実際に着ている時は綿100%のシャツの方が気持ち良いですし、やる気も出ます。
その綿100%シャツの中で私が購入を決めたメーカーが、これから紹介する鎌倉シャツと土井縫工所のシャツです。
今回は、両メーカーのシャツ共に、綿100%でも細い糸(100番手あたり)を使用したロイヤルオックスのシャツ(サックス色)を購入しています。
鎌倉シャツ
鎌倉シャツ(正式名称:メーカーズシャツ鎌倉)は、ボタンダウンのシャツをオンラインショップからオーダー。送料込みで5,940円でした。
こんな箱に梱包されて送られてきます。
淡いサックスブルーのシャツが美しいですね。早く着てみたくなります。
土井縫工所のシャツ
土井縫工所のシャツもオンラインショップからオーダー。送料込みで7,828円でした。
こんな箱に梱包されて送られてきます。
土井縫工所の面白いところは、シャツが麻の袋に入って送られてくるんです。この袋を10枚集めるとシャツ1着と交換できるそうです。
肝心のシャツはウインザーワイドタイプのシャツ。同じサックスブルーでも、鎌倉シャツと比べて色が濃いですね。
余談ですが、土井縫工所は生地のサンプルも無料で送ってくれます。オーダーシャツを作る時の参考になりますよ。
3.鎌倉シャツと土井縫工所の綿100%シャツを着た感想
両メーカーのシャツ共に、細糸綿(100番台)のロイヤルオックスなので、着心地は快適そのもの。肌触りもとても気持ち良いです。
共に満足度の高い両メーカーのシャツですが、何度か着てみて感じたことは以下のとおりです。
- 土井縫工所のシャツの方がカッチリした作りをしている
- 土井縫工所のシャツの方がアイロンかけが楽(ポリ混よりは面倒ですが)
- 鎌倉シャツの方がリーズナブルなので買いやすい
同じロイヤルオックスでも、綿糸の産地やメーカーのシャツに対する制作方針が異なるのでこういった差が出てくるのは興味深いですね。(土井縫工所は敷島綿布、鎌倉シャツは新彊綿)
また、一般的な両メーカーのシャツオーダー時の比較は下記のとおりとなります。
- 既製品は鎌倉シャツの方がリーズナブル(ただし200, 300番台のシャツは例外)
- 土井縫工所は生地のサンプルが無料で手に入る
- 土井縫工所はシャツを梱包している麻袋を10枚集めるとシャツ1着と交換できる
4.おわりに
今回は、私が着用している鎌倉シャツと土井縫工所の綿100%シャツを比べてみました。
個人的には土井縫工所のシャツの方がカッチリしていて好みですが、鎌倉シャツの方がリーズナブルだし種類も豊富なので上手く使い分けていきたいなと思っています。
もしお金に余裕がある方は、既製品より値が張りますが両メーカーのオーダーシャツを作ってみるのもアリかと。
シャツもスーツに負けじと劣らず奥が深そうなので、これから勉強しながらビジネスファッションを楽しみたいと思います。