デジタルカメラ・スマホ・携帯電話で撮影した写真の保管方法について考える
先日のCP+2015にて、シグマブースのステージイベントで写真家の森本美絵さんのお話を聞いてきました。
森本さんのお話のメインテーマとはズレてしまいますが、お話の中で下記のような問題提起をされていました。
みなさん、デジカメやスマホ・携帯で撮った写真をどうやって残していますか?
上記の質問について、このブログをお読みの皆さんはどうお答えになるでしょう?
私の場合は、「外付けHDDに保管」+「AppleのTimeMachineでワイヤレスHDDにバックアップ」と答えます。
デジタルデータの残し方について
さて、「そもそも論」としてデジカメやスマホ・携帯で撮った写真(デジタルデータ)の残し方って、どんな方法があるか整理しておこうと思います。
一般には、デジタルデータの残し方は下記となります。
⒉ パソコンに取り込んで保管する
⒊ パソコンに取り込んだデータを別のHDDやCD/DVDメディアなどに保管しておく
⒋ パソコンに取り込んだデータをプリントアウトしてアルバムなどにしておく
皆さんは、1〜4のうちのどれでしょう?
(私の場合は、3ですね)
機器の故障時に備えたデータ保護対策
先に述べた1〜4それぞれに対して、機器が故障してしまった場合を想定してみましょう。
1は、デジカメ・スマホ、携帯が壊れた時点でアウト。復旧できても膨大な時間とお金を要してしまいます。
2は、デジカメ・スマホ、携帯が壊れても、PCが壊れない限りはPCに保存したデータは残りますね。
ただ、そのPCも壊れてしまうとアウトです。
3は、PCが壊れても別のHDDやCD/DVDメディアが残っていればデータは残ります。
HDDやCD/DVDも機械なので、10年くらい経つと壊れてしまっている可能性があります。
4は、すべての機器が壊れてもプリントアウトしてアルバムにしたものは、基本的に何年経っても残りますね。
プリントアウトして残すことは安心感+便利感
個人的には3までやっておけば、問題ないかと思います。
ここで、写真家の森本さんご自身は「残しておきたい写真をプリントアウトしてアルバムにしておく」とお話されていました。
始めは「今どきプリントアウトとか、面倒だな・・・」と思っていましたが、よくよく考えると非常に合理的なんです。
デジタルデータ自体は、バックアップを複数のHDDに残しておけば同時に壊れることなんて滅多にありません。でも、バックアップしたデータを使うことなんて基本なかなか無いので非生産的ですよね。(もちろん、必要ですが)
一方、プリントアウトした写真はバックアップにもなるし、写真の閲覧にも使えるので一石二鳥なんです。
いちいち、パソコンを開いて写真アプリを立ち上げなくても、アルバムをぱらぱらと開けばすぐに写真を見ることができる。
ここで、誰もが思う問題。
「何万枚もあるデジタル写真をアルバムにするのは、労力がハンパない・・・」
ごもっともな意見だと思います。
そこで、森本さんがおっしゃっているように「残したい写真を選んでアルバムにする」のです。
これなら、(選ぶ労力はかかりますが)数冊のアルバムくらいに収まりますよね。
そういや、私もアルバム化していたわ
そういえば、私もアルバム化していました(笑)
私の場合は、「妻との思い出」シリーズです。
毎年の妻との思い出を1年1冊でアルバム化して、プレゼントするようにしています。
関連記事 :クリスマスプレゼントにiPhotoで作成したオリジナルのフォトアルバムはいかがでしょ♪
上記はプリントアウトしなくても、AppleのiPhotoから製本依頼できるので楽チンですよ。
まとめ
今回は、デジカメ・スマホ・携帯で撮った写真の残し方について考えてみました。
ボタン一つで簡単に思い出が残せるようになった現代。
簡単に撮影できる反面、故障などで一瞬にして思い出の写真が失われてしまうのも事実。
もし、友人や大切な人、家族の写真を撮りっぱなしにしているなら、ぜひこの機会に写真を残す方法を考えてもらいたいなと思います。
特に最後に書いた「プリントアウトしてアルバムにしておく」という方法は、アナログですが確実です。
(あとから簡単に写真を見れますしね♪)
写真を撮る理由は人それぞれですが、やっぱり根底にあるのは「思い出を残しておきたいから」だと思います。
あなたの撮った写真を再び見て、その時のことを思い出として楽しめるように、いつまでも写真を残してほしいと思います。