自作するモジュール式カメラがあっても面白いと思う!Googleのモジュール式スマホ「Project Ara」に習う!

自作するモジュール式カメラがあっても面白いと思う!Googleのモジュール式スマホ「Project Ara」に習う!

Googleのモジュール式スマートフォン「Project Ara」が巷で話題になっていますね。

まだまだ課題はありそうですが、ユーザーにとって自由度が高まることに疑いの余地はないので、私も今後の動向が楽しみです。

さて、私がぜひモジュール化を推進してほしい製品があります。

それは「カメラ」です

現在のカメラはメーカーのさじ加減でスペックが決まってしまう

当たり前ですが、現在のカメラはメーカーが決めたスペックの製品の中から、私たち消費者が「これがいいな」と思う製品を選んで買う、という仕組みになっています。

買ったカメラが自分にピッタリのスペックなら、それはとても幸せなことです。
しかし、例えばこんな風に思うことがあるかもしれません。

・「画素数や-3EVなどのセンサースペックは満足だが、連写速度が・・・」
・「低画素、低連写速度で問題なし。でも、-3EVで高感度耐性のあるセンサーが必要だ」
・「1DXのようなハイエンド機にバリアングル液晶を取り付けてほしい」

使用用途や好みは人それぞれ。
全ての人にピッタリなカメラを作るのは、現時点ではどうしても難しいです。

極端な言い方をしてしまうと、現在は「私たちがカメラを選ぶ」と言いつつも、実は「カメラに私たちが合わせている」と言ってしまってもよいです

そこで、私はGoogleのモジュール式スマートフォン「Project Ara」に習って、カメラもモジュール式にしたら良いと考えています。

モジュール式カメラなら、より個々人の理想に近いカメラを手に入れられる

まず、モジュールとはなんぞや?というところからですが、「カメラのモジュール=カメラの部品」と考えていただければ相違ありません。

つまり、モジュール式カメラとは、カメラを構成する下記部品を自分で選んで組み立てることを指します。

・センサー
・ファインダー
・ミラー
・ボディ
・液晶 etc…

どうです?
これらの中から自分に合ったモジュール(部品)を選んで自分のオリジナルカメラを作れるとしたら最高ですよね!

自作カメラ組み立てはハードルが高い?そんな時のためにカメラコンシェルジュなるサービスを立ち上げる

自作PCでもそうですが、モジュール(部品)がありすぎると「結局どれを選べばよいのか分からない・・・」なんて方が多くいらっしゃるはず。

そんな時のために、「カメラコンシェルジュ」なるサービスを作り、どんなカメラがお客様にピッタリかを話し合いながら決めていく・・・なんてサービスは需要がありそうです。

まとめ:課題は色々あるけどぜひ実現してほしい

好き勝手に色々と書きましたが、課題はたくさんあると思います。
例えば、「レンズとの互換性」や「ソフトウェアとの互換性」です。

「カメラは組み上がったけど、レンズのAFが動作しない」、「PCに写真を取り込みたいのに、カメラが認識されない」など問題が出てくるかもしれません。

でも、こういう課題を乗り越えていくことで「カメラを選択する自由度」が広がり、カメラ市場の活性化にも繋がってくるはず。

Canon, Nikonを始め、カメラ市場は特定メーカが大半シェアを占めており、普通に新規参入しても太刀打ち困難。
そこで、今回書いた「モジュール式カメラ」を引っさげて、新しくカメラ市場に打って出るメーカが出てくると面白くなってきますね!