「エチゴビール FLYING IPA」はIPA初心者にオススメしたい飲みやすいビールだ
「今日はガツンと苦いビールを飲みたいっ!」
歳を重ねるにつれて、そんな風に思う日が多くなってきたなと感じる今日この頃。こんな日はIPAで攻めるしかありませんね。
ということで、本日の一本は「エチゴビール FLYING IPA」。最近、スーパーや酒屋でも目にする機会が多くなりました。いい感じで流通しているようです。
お値段は350ml缶で260円だったかな。これで私の苦味欲求が満たされるんだから安いものです。せっかくのIPAなので、今宵は「シュピゲラウのIPAビアグラス」で頂きましたよ。
1.「エチゴビール FLYING IPA」の特徴
2.「エチゴビール FLYING IPA」を飲んだ感想
3.こんな気分の時に飲みたい一本
1.「エチゴビール FLYING IPA」の特徴
Flying IPAを醸造するエチゴビールと言えば、「クラフトビール」という言葉の前身となる「地ビール」時代から続く老舗のブルワリーとして有名ですね。ブルワリー(醸造所)とパブ(酒場)が併設するいわゆる「ブルーパブ」としては全国第1号とのこと。
ブルワリーは新潟にあるので気軽に行くことはできませんが、新潟の澄んだ空気と水と確かな醸造技術で作られたビールは全国各地で飲めるんだから本当に良い時代です。
さて、今宵の一杯である「Flying IPA」は、他のエチゴビールで使う2倍以上のホップを使用したIPA。IPAは、インディア・ペール・エールの略で柑橘系を思わせるフルーティな香りと苦味が特徴です。苦味の度合いは、IBUという値で表されたりします。(通常の日本のビールでIBUが20前後)
このFlying IPAのIBUは55ということで、通常のビールと比べて苦いということが予想できますね。
また、Flying IPAのもう一つの特徴は、その個性的な缶のデザイン。龍を思わせるド派手な表面のデザインに対し、裏面は落ち着いたデザインになっています。
2.「エチゴビール FLYING IPA」を飲んだ感想
アメリカンIPAスタイルらしい、ホップの柑橘系でフルーティな香りがスッと鼻に入ってきます。
口当たりはクリーミーな泡に包まれてフルーティで透き通るような喉越し。ゴクゴク飲んでもOKかも。そしてその後にIPAらしい苦味が舌の奥にじわっと残る。
IPAらしさはあるものの、そこまで強烈な苦味ではなく、爽やかさがあって飲みやすいですね。程よく私の苦味欲求を満たしてくれます。
Flying IPAのIBUは55。このビールを基準に、より苦味のあるIPAに行くかを検討してみるとよいですね。これからIPAにも手を出してみたいと考えているIPA初心者の方にまずオススメしたい一杯だと言えます。
3.こんな気分の時に飲みたい一本
しっかり苦味の効いたビールを飲みたい時は、まず一杯目に飲みたいIPAです。アルコール度数も5.5%とIPAの中では軽い方なので、食前に飲むと食欲が増進されて良さそう。
海外のIPAのように強い個性はないけど、日本人の口に合う仕上がりになっていると思います。このあたりのバランス感は、さすが老舗ブルワリーですね。